令和4年度 令和3年8月12日~15日発生8月豪雨災害 学間農道復旧工事
【令和4年度 令和3年8月12日~15日発生8月豪雨災害 学間農道復旧工事】
2022年8月から12月に、松本市 奈川の学間(がくま)という地域で災害復旧工事をやらせていただきました。
現場周辺は蕎麦畑で、この地域で昔からある「原種の蕎麦」らしいです。
今回、豪雨災害により崩れた道(現場内に三カ所)に、「かご枠積み」という工法で復旧しました。
1工区
2工区
3工区
材料は組立式で亜鉛アルミ合金製です。後ろにあるのが使用するかご石(これでも半分くらいの量)
掘削には0.45m3のバックホウ、少しでも深く掘れるよう「スライドアーム」というアームが延びる仕様のものを使用しました。
スライドアームでも届かないため、下に小さいバックホウを降ろしバケツリレーをしました。
かご枠の大きさは1桝が横2m奥行2m高さ1mあります。
かご石は簡単に崩れないように手で積んでいきます。かなりの重労働です。
かご枠設置後は、サイドを埋戻し、キレイに仕上げていきます。
そして最後に舗装をして完了です。
この現場は鳥獣用防護柵(電気柵)の中での工事で、既設の柵を外さなければならなかったため仮設の電気柵を用意し施工を行いました。
電流は危険なくらい強い訳ではないですが、思い切り叩かれたくらいの痛さでした(実体験)
今回、8月から12月と長期間携わっていたので、最初は暑く(大型のアブもいっぱい) 最後は凍えながら仕事をしていました。
今回、もうお腹いっぱいになるほど石積みをしました。最初慣れなくて時間もかかってしまいましたが、苦情や事故もなく無事終えることができました。
奈川は夏は市街より涼しくて(大きなアブはいるが)、雪はさらさらでスノーボードをやりたくなりました(現場では苦しめられましたが)、今回はリス・猿・小熊・雉(あと鹿の声)と動物もいっぱい見ましたよ。あとは奈川名物「投じ蕎麦」を食べたかったですがそれはまたのお楽しみにしておきます。